2017/03/27
乳児の「揺さぶられっ子症候群」って、聞いたことありますよね?
どれくらいで起きるか、気になりませんか?
ギャン泣きしてしまった時、いつもよりたくさん揺らしてしまったり、パパがあやすとき、高い高いを大きく行っていたり・・・。
あとで気がついて、「大丈夫だったかしら?!」なんて慌てたり。
自分もあまりに泣くとき、思いきりスクワットをすると大人しくなることに気がついて、つい何回かやってしまいました。
その後にまさか、と気がつき、大慌て。
「揺さぶられっこ症候群」がどうして起きるのか、なにをしたらいけないのか調べまくってしまいました。
以下、その内容です。
よく知っておいたほうが安心です。万一なんて考えたくないですものね!
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揺さぶられっこ症候群とは
乳幼児が激しく揺すぶられることで、子どもの脳にダメージが与えられ、重い障害が生じたり死亡したりする事を言います。
一種の虐待ですよね。虐待が原因で施設に入った障害を持つ子どもの、なんと6割以上に揺さぶられ症候群の疑いがあるそうです。
中には、寝たきりの重度障害児になってしまう子もいるとか。
激しく揺さぶられると、頭の血管を損傷します。東工大の准教授が乳児の人形を作って実験した結果では、激しく揺さぶられることで頭蓋骨と脳をつなぐ血管が、引きちぎられてしまうのだそうです。乳児の頭は、それだけまだしっかりとしていない、ということですね。
1秒間に3~4回の激しい揺さぶりで、血管を損傷して出血する可能性が高いのだそうです。
ガクガクと前後に揺することはなるべく避けましょう。
揺さぶられっこ症候群の症状
脳への損傷・・・運動障害、言語障害、知能障害が生じる可能性があります。
視神経に損傷・・・視力低下、また難聴になる場合もあります。
重篤だと死亡する可能性もあります。
処置が早ければあとに症状が残らないケースもありますので、ぐったりして顔色もおかしかったり、痙攣を起こしていたり、あまりにも長時間ずっと眠り続ける、等の場合は、早急な医者へ連れて行きましょう。
揺さぶられっこ症候群の背景
最も良くあるパターンは、子どもが激しく泣いていて、無理に泣き止ませようと強い力で何度も揺すぶってしまう、というもの。
明確な悪意ではないだけに、なんだか痛ましく感じてしまいます。
親も、泣いている子に悩んでいたのではないでしょうか。
衝動的な揺すぶりをしないよう、養育者の精神状態をケアすることが必要なのかもしれません。
泣かれることがあまりにストレスなら、まず子どもから少しだけ離れ、気持ちを落ち着かせてみても良いでしょう。
揺さぶられっこ症候群の危険性がある行為
- 頭を1秒間に3~4回揺すること。
- 頭を前後にガクガクと揺すること。
- 「高い高い」を空中に放り投げる等、激しく行うこと。
- 急激に体を上げ下げすることを繰り返すこと。
新生児用ではないチャイルドシートの長時間使用も、危ないようです。
頭と首を、しっかり守ってあげましょう。首の据わらないうちは特に要注意。こわれものと思って扱いましょう!
泣き止ませるために
泣く子に悩んでいたら、私はスリングをおすすめします。
個人差はあると思いますが、おどろくほど効果ありましたよ。
トコちゃんベルトの助産師さんの本「赤ちゃんがすぐに泣きやみグッスリ寝てくれる本」でもおすすめされていました。
ちゃんと使えば、横抱きでも股関節脱臼の心配はないそうですし、落下もしません。
いまも2ヶ月児をスリング抱っこしたまま、この文章パソコンで書いています。入れるまではグズグズだったのに、すやすや寝てくれています。本当に助かる・・・。
両手使えるので、簡単なことならできます。
トイレには行けませんけどね。