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インフルエンザその後~残る咳と鼻水

time 2017/05/09

インフルエンザその後~残る咳と鼻水

インフルエンザの高熱が下がり早や5日経過。

なのに、一向に咳と鼻水が止まりません。特に夜間がひどく、眠れないのか1~2時間おきに泣き出します。母乳も飲みにくそうで少しづつしか吸わずにやめてしまい、また泣き出す・・・。可哀想だし病み上がりのこちらもふらふら。

なにしろ苦しそうな様子が堪りません。

祖父母にも心配され、とうとう咳止めと鼻水止めを処方してもらうように言われてしまいました。

どうするべきなのでしょう。小児科医や耳鼻科の医者の意見を参照してみました。

 

 

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咳も鼻水も必要があって出ている

咳は肺を守り、のどや気管支に入った異物や細菌などを外に出そうとする体の防御反応です。この自然な働きを必要以上に止めてしまうことは望ましくありません。鼻水がのどに入ったり、痰がからんだりして咳が出ることがあります。

鼻水は、鼻の中に入ってきた病原菌などを洗い流し、取り除く作用があります。鼻水を止めるということはこの自浄作用を押さえてしまうことです。また、中耳炎や副鼻腔炎を発症してしまった場合、鼻水止めを使うと分泌物の排出が遅れ、治癒が遅れる可能性があります。

鼻水止めの一部は、熱性けいれんとの関連性が問題視されています。鼻水止め薬でヒスタミンを抑制することによって、けいれんが起こりやすくなる可能性があるようです。

 

咳止めは有効性が「?」

市販されている咳止め薬は有効性に疑問がある、という調査結果が出ています。調査がいくつも行われていますが、有効という報告はなく、薬を飲んでもプラセボ(偽薬)を飲んでも効果に差が見られないそうです。

薬害オンブズパースン会議」のHPに、子ども用の風邪薬と咳止めの効果に根拠がなく、推奨できないとの記事がありました。ご参照まで。有効性も疑わしい上に重篤な副作用の危険性があるとなれば、使用するべきでないとの勧告が出されるのも当然でしょう。日本は対症治療に薬を出しすぎなのではないかと思います。根本の治療こそが必要であり、それは体の自然な働きを薬で阻害することとは違うのではないでしょうか。

咳の原因が痰の場合

乳児の場合は往々にして、痰が喉に絡むことによって咳が続いてしまうことが多いです。その場合、咳止めではなく「痰を切りやすくなる薬」を処方してもらうという選択もあります。自分も実際に出してもらいました。液体のシロップ状で、スポイトなどで口中に入れるタイプでした。(「カルボシステインシロップ小児用」)

咳中枢を抑える「咳止め」と、痰を切りやすくする「去痰剤」は別物ですので、医師に確認してみましょう。

去痰剤にも種類があり、痰の主成分を分解するもの、痰が気道に付着しにくくなるもの、痰の産出量を減らすもの等があるようです。

母乳やミルクが飲めない場合

鼻水が出て母乳やミルクを飲むのが困難になる場合は、鼻水吸引器などで吸い取ってあげると少し楽になります。全ての鼻水を取りきることはできませんので、こまめに取ってあげた方が良いようです。一度の授乳量が減っているようなら、少しづつでも飲めるよう回数を増やし、水分補給に注意します。水分を摂ることによって、痰の絡みも改善しやすいです。

空気が乾燥しているようなら、部屋の湿度を上げましょう。加湿器がなければ、濡れタオルを干すだけでも違います。のどが少しでも楽になるよう、環境を整えてあげることも大事です。

鼻水吸引器

簡易なスポイト状のものから、電動までいろいろあります。鼻水がさらさらした状態なら、スポイト状でもそれなりに取れます。あまり急激に吸い取ろうとせずに、優しくそっと取ってあげましょう。強すぎると鼻の中に刺激を与えすぎてしまいます。

電動は粘度が高い鼻水でもよく取れます。「スマイルキュート」などは、吸い取りの力を調節して、左右交互に3秒くらいずつ吸うと、耳鼻科に行った時のように大量の鼻水が取れるそうです。ノズルの先端を変えることで大人でも使え、案外重宝している人は多いです。少々お値段は張りますが、「もっと早く買えばよかった」という意見が多いです。

別の疾患ではないことを確かめて!

咳があまりにも長く続く、症状がひどくなる等、気になる点があれば、別の疾患がないか確認をしたほうがいいと思います。何らかの合併症を起こしている可能性もあります。受診して、処置が必要となるケースも無いとは言えません。

体力、免疫力も落ちている時期。何があるか分かりません。よく気をつけてあげましょう。

 

 

風邪やインフルエンザは自己治癒力で治る病気。基本的には、自然の作用を邪魔しないようにしたいものです。

ただし、酷い症状なら一時的に軽減せざるをえない場合もあると思います。

現状を見極めて、選択を誤らないようにしたいですね。

 

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管理人のプロフィール

しろねこ

40歳を過ぎてから結婚・出産という人生の二大イベントを経験し、育児生活真っ只中のマイペース人間。 気が小さいので不安があることは調べて調べて、情報を溜め込んでいます。その情報と、出産子育て実体験のアウトプットのために、このブログをはじめました。もし誰かのお役に立てたなら嬉しいです。

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