2017/03/27
旦那が持ち帰ってしまったインフルエンザウィルス。
2日後に自分にもうつり、その翌日とうとう子供が発熱してしまいました。
注意に注意していたつもりだったのですが、油断大敵です。4月も終わりに近い時期になってから疲労と気候の変動で体調を崩し、そこにウィルスが入り込んでしまったようです。手洗いもうがいもしていたというのに・・・。
まだ五ヶ月児が高熱を出して苦しんでいる姿に、申し訳なさが募ります。
赤ちゃんのインフルエンザについて知ったこととその顛末を、反省を含めて書いておこうと思います。
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0歳児にもインフルエンザ薬「タミフル」処方可能に
1歳以下の子供に対して処方されていませんでしたが、2016年11月に厚生労働省が「タミフルドライシロップ」について、新生児を含む乳児への投与を保険適用の対象としました。(用量は1歳未満の乳児に対し、3mg/kgを1日2回5日間)
自分の場合も、体重を確認してから粉薬が処方されました。「ドライシロップ」は甘みがあり、少量の水で練って、口の中(頬や上あごの内側)に貼り付けるようにして飲ませるよう説明を受けました。その後に水を飲ませるか、授乳します。薬の味が嫌いな場合、すぐに母乳をあげるとその後の授乳を嫌がるようになる場合があるので、できたら水のほうがいいと薬局の薬剤師には言われました。
タミフルの副作用
タミフルは過去に起きた薬の副作用による事故の報道の影響で、子供が異常行動を起こすイメージが強いです。乳児に対しそのような副作用が現れるかどうかは不明ですが、目を離さないことです。
また、高熱から突然熱が下がり、一気に低体温になる例があるようです。薬の副作用かどうかははっきりしません。実際に自分の場合も、急に平熱よりも低い状態になって不安になりました。(昼間37.7℃→夕方36.5℃→その1時間後35.9℃。一晩下がったままで、翌日少しづつ回復。)
タミフルの服用を途中で止めることはできるか
タミフルを処方されると、5日間飲むように言われます。調べてみたら小児科によっては3日間だけ出すというところもありました。医者次第のようです。解熱すると副作用が怖くて飲み続けさせるか悩む人が多いと聞きますが、熱が下がっても数日飲み続けないと体内のウィルス数は少なくなっていないので、熱などがぶり返す可能性があります。
インフルエンザは薬を飲まなくても治る病気。
タミフルを飲まなくてもインフルエンザは治ります。治れば抗体もでき、その後罹患しにくくなります。タミフルの効果は熱が下がるのが1~2日早くなるだけです。解熱剤ではなく抗ウィルス剤であり、ウィルスの増殖を防ぐため、早く服用すれば効果が高いということです。
インフルエンザは、症状がひどいのに何も処置をしなかったために後遺症が残る場合もある、という実話もあるようですので、飲むか飲まないかで一概にこうしたほうがいいということができません。悩みどころですが、容態を見て医者とよく相談した上で服薬させるか決めたほうがいいでしょう。子供を守れるのは親だけです。
解熱剤は基本的には不要です。発熱することによって体がウィルスを退治します。
特にアスピリンは飲ませてはいけません。「ライ症候群」という命にかかわる重症な病気になる可能性があります。
鼻水は薬で無理に止めない方がいいでしょう。鼻水吸引器が便利です。電動もあり、よく取れるそうです。自分で鼻がかめるようになるのはまだ先なので、買っておいてもいいでしょう。鼻水がずっと溜まっていると、中耳炎になる可能性もあります。不安なら耳鼻科で診てもらいましょう。
予防が大事
赤ちゃんは6ヶ月過ぎたら予防接種が受けられるようになります。乳幼児は急激に重症化しやすく、リスクが高いので、予防は重要です。一番怖いのがインフルエンザ脳症で、発症するのは殆どが1~5歳の幼児です。発熱から数時間~1日足らずで神経症状が急に進行し、命にかかわるような状態になることがあります。後遺症が残る確立も高い、恐ろしい病気です。
家族も予防接種を受けておきましょう。外出したら帰宅時の手洗い、うがいを徹底します。乾燥する時期は部屋の加湿も忘れずに。60%の湿度で、ウィルスの数はかなり減るようです。