2017/03/27
赤ちゃんの成長って、とても早いですよね。
あっという間に大きく重くなり、体重は1年で約3倍。運動能力も1歳ごろにはつかまり立ちをはじめます。
そして、頭の大きさと共に中身も急速に成長します。
0~1歳児が最も脳のシナプスを発達させる時期なのだそうです。
その時期に何をしてあげるかで、その活性化に大きく差が出るそうです!
重要なのは、「遊び」ながら脳を刺激してあげること。
その概要・遊び方を成長時期ごとに書き出してみました。
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胎児
胎児の聴覚は6~7ヶ月も頃から備わっているそうです。おなかの中で、おかあさんの声を聞いています。
脳のシナプスの形成が活発になる時期も6ヶ月頃からなので、語りかけや、絵本の読み聞かせ、歌を歌ってあげる、等は胎児に届いています。
やさしくおなかを撫でながら、語りかける等の刺激を与えてあげることです。
胎内で聞いてきた歌や絵本は、出生後にも好む歌や絵本となるそうです。
情緒安定、発達が早い、といった効果が望めます。
0~2ヶ月
基本は「語りかけ」。何かするときには必ず目を見ながら声を掛けましょう。
皮膚に触れるコミュニケーションが大好きです。情緒の安定と共に、感覚を活性化させます。オムツ替えの際などは、からだにやさしく触れてあげましょう。
おかあさんと、おなかをぴったりあわせて授乳するのも、安心感が得られて良いでしょう。
また、2~3週間くらいで、おかあさんの真似をするようになります。舌を出してみたり、手のグーパーを見せたりと、まねできるような仕草で動作を促してみましょう。
2週間が過ぎたら、日に何回かうつぶせにしてあげると、首すわりが早くなります。くれぐれも窒息しないよう、目を放さないで行いましょう。
3~4ヶ月
クーイングをするようになったら、「会話」の相手をしてあげましょう。頷く、話しかける、そのまま返す、等。応えてあげることが重要です。
目の前のものをゆっくり動かすと、目がそれを追う「追視」ができるようになります。積極的に追視を促すよう、お気に入りのおもちゃなどを見せて、動かしてあげましょう。目の焦点が合うのは2~30cmくらいなので、あまり遠くにならないように、また、早い動きには付いていけないので、ゆっくりと動かします。
筋肉に対して刺激を与えてあげます。例えば、こんな体操が紹介されています。
・足首を持ち、足裏をトントンとあわせてから、おなかの方に動かします。
・片足ずつ、自転車こぎのようにおなかの方に向かって「ぎったんばったん」と動かします。
・両手を握って、腕を交互に頭の方へ伸ばしてあげます。自分の頭に触れられるくらいまで。
いずれも無理のないように動かしてあげましょう。体が固い子は、まずできるだけの範囲から、ほぐしてあげるようにしましょう。
聴覚を刺激することで、音や言葉の認識力を高めていきます。
・歌を歌ってあげる。
・靴下に鈴をつけ、動きで音が出るようにする。
・音の出るガラガラなどのおもちゃに触れさせる。
など。
5~6ヶ月
首が据わります。ハイハイへや歩行の準備をしてあげましょう。体を持ち上げて歩かせる動作をしたり、うつ伏せで足の力を使って先に進めるように、足を支えてあげしたりします。
「いないいないばあ」遊びができるようになってきます。何回も行うことで、ワーキングメモリー(一時記憶)を鍛えます。少しづつ、顔を見せるまでの間隔を長くしていくと良いでしょう。
おもちゃを手で握り、遊ぶことができるよう、おもちゃの受け渡しをしたり、握らせてあげたりして指が動かせるように訓練してあげましょう。握る動作は、その後の運動能力の発達につながります。
視覚が発達し、色彩もわかるようになります。はっきりとした絵柄の絵本の読み書かせを始めましょう。本への興味も湧き、言語能力が発達します。
ベビーサインの訓練ができる頃です。コミュニケーションの向上になります。何回も繰り返し教えることです。
6~9月
ハイハイで移動し、行動範囲が広くなります。口で確かめたり手で触れたりして、知らないものを確認していきます。一人遊びができる時間がふえていきます。
人の顔を識別できるようになります。人見知りが始まる子もいるでしょう。また、顔のパーツを、鏡を使って覚えさせ、認識させる練習ができます。
喃語を発するようになったら、そのまま赤ちゃんのまねをして同じ声を出します。また、いろんな言葉を一語ずつはっきりとした口の動きで発し、赤ちゃんに口の動きを見せます。やがて正しい発音を覚えます。身近にあるものの名前、あいさつ等を教えていきましょう。
手を自由にグーパーできるようになったら、指を使う練習をさせます。ものをつまめるよう、まずはお母さんがやってみせ、まねさせます。指を使うことは前頭前野への刺激となります。
外に出て、実際の木や草等、ものに触れさせて教えましょう。犬や猫などの動物も、実物を見せてあげましょう。
「たかいたかい」も赤ちゃんは好きですが、高く放ったり、頭に過度の衝撃を与えないよう注意してください。体の位置をうまく保ち、転ばないような感覚を持つにはいい遊びです。
9~12ヶ月
離乳食を食べるときには、しっかり「もぐもぐ」と咀嚼し、「ごっくん」と飲み込むよう指導します。また、スプーンを使って食事をする練習をします。お母さんが持ってみせ、まねをさせましょう。
赤ちゃんことばを使わず、正しい言葉遣いを教えます。赤ちゃんにとっては、同じように覚えていきますので、効率的に日本語を学習できます。
あまり否定するような言葉は避けましょう。遊びもだんだんと高度なものができるようになってきますが、あくまで楽しく遊べるのが大前提です。学習させなくては、と強制しないようにしましょう。お母さんも一緒に遊べる・楽しめるように心がけましょう。
絵本はたくさん読んであげましょう。読みながら、ものの名前などを教えて、コミュニケーションをとりましょう。
問いかけをしてあげるのも有効です。何らかの反応を示すようになっていきます。
おもちゃの出し入れ、受け渡しをするときも、言葉のやりとりを交えます。また、置き場所を決めて教えておくと、その場所を記憶します。
いかがでしょう?特に重要なのは
・お母さんの語りかけ
・マッサージ・肌に触れること
・読み聞かせ
・外出、様々な刺激を与えること
・感覚的な刺激・運動も重要
ですね!
お世話は大変だけど、一緒に楽しめるようにして、毎日何かしら遊んであげたいと思います。
楽しいことじゃないと、やりたくないし続かないですよね。
まっさらな頭に、良い刺激が与えられますように・・・。