2017/03/27
初っ端から下の話で申し訳ないです。
赤ちゃんがいきんで泣く理由。
うちの子は出したいのに出てこない気持ち悪さからか、すぐにご機嫌が悪くなります。
母乳を飲んでいる真っ最中にも力が入り始め、途中で口を離してしまうことも。
「どちらかに集中してよ~」
と思うことしばしばです。ゲップさせようとする時だって、お腹に力が入ってうんうん大騒ぎ。
夜中もうーうー唸っている声がベビーベッドから聞こえてきます。
どうしてそんなに出ないのか。出したいのか。
…便秘の辛さは自分でもよくわかるだけに、何とかしてあげたい。そのため本からネットから情報を集め、助産師さんや小児科医にもいろいろ質問したりしました。
その中で、効果のあった方法を紹介します。
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■便秘かどうかの判断■
その前に、そもそも便秘かどうか、という話があります。
ウチの子の場合、明らかにお腹が張っていました。でも、一日に一回は便通があるんです。
検診で小児科の医師に質問したところ、「個人差はあるが3~4日に1回出ていれば大丈夫」と言われました。
お腹はガスで張っていることもある、とのこと。
そもそも1ヶ月くらいで、便の回数は減ってくるのだそう。内臓も発達して、溜めていられるようになったということです。
新生児の頃は反射で出ていた便を、自力で出すようになるのも1ヶ月くらいから。
そのためこの時期は余計に「回数が減ってるし、いきんで苦しそう。便秘?!」と思いがちなんでしょうね。
実際、お腹が張り過ぎてミルクの飲みが悪くなったり、顔色が悪くなったり、1週間も出なかったりすると問題ですが、規則的に排便があれば便秘とは言わないんですね。
とはいえ、苦しそうな姿を見るのは耐え難いのです!
自分でも経験ありませんか? 不快な症状があって、医者に行って検査を散々受けた挙句に「病気ではないです。良かったですね!」と言われ、結局症状は治らないまま放置されたことが…。
『原因がどうであれ、この症状を改善してくれよ!!』
ですよね?!
たとえ「便秘」とみなされなくても、苦しいから泣くのに変わりはありません。
どうにかしてあげたい~~~!
そんなわけで、以下の方法を試してみました。
■便秘改善策実践編■
- マッサージ
- 便秘体操
- 姿勢と寝方
- 綿棒刺激
- 母乳の改善
- 冷え改善
- ゲップをしっかり出す
番外.オリゴ糖
1.マッサージ
おなかにまあるく円を描くように右回りにマッサージ。
腸の形をたどるようなイメージですね。
「の」の字を描くように、強過ぎず弱過ぎずの力で、指を使って撫ぜていきます。
または、同じ箇所をそっと押していってもいいです。
指のあとがちょっと白く残るくらい。ゆっくりと。
授乳、ゲップの後に毎回行っていました。
2.便秘体操
・足をお腹のあたりまで持ち上げて、自転車こぎのように片足ずつ動かしていきます。
お腹に少し圧がかかるように行うのがポイント。
腸が刺激され、動きやすくなります。
・次に足を同じようにお腹まで持っていき、右にゆっくり倒していきます。無理がかからない程度のところでちょっと止めて、今度は左に動かします。
以後、交互に数回行います。
ゆっくり動かすこと、左右でしばらく止めることがポイント。腸はゆっくりと動きます。
・赤ちゃんに「胎児のポーズ」をとらせる。
ヨガの胎児のポーズのように、足を胸の方に引き寄せるように持ち上げます。そのままポーズを維持。
ガス抜きにも有効です。
これ、お腹の中の赤ん坊のポーズですよね。後述しますが、自然な姿勢は内臓の動きも良いのです!
3.姿勢と寝かせ方
赤ちゃんをどうやって寝かせていますか?
私は最初、ベビーベッドで固めのベビー用敷き布団に、まっすぐ上向きに寝かせていました。
でも、産まれるまでの胎児って、おかあさんのお腹の中でまるまっているんですよね。
手足をすぼめ、背中をまるくしている胎児のイラストを目にする機会があると思います。
あれが、自然な姿勢なんです。
背骨もまだまるいのが普通。やがて首が据わり、おすわりができ、立てるようになって、だんだんとS字を描くような背骨に変化していきます。
なので少なくとも首が据わるまでは、背中がまるくなるように寝かせるのが理想。呼吸も楽にでき、機嫌よく寝てくれます。
そして、その方が胃腸の働きも良いそうなのです!
私がこれを知ったのは、トコちゃんベルトで有名な助産師さんの本。
「ハグモック」という姿勢よく寝られるグッズと共に入手したのですが、目からウロコの情報ばかりでした。
姿勢と頭のゆがみに興味がある方は、読んで損はないと思います。
専用の首枕も愛用中。首は大事です。守ってあげることをオススメします。
平らなベッドに寝かせるよりも、タオル等を利用して背中が丸くなるよう寝かせてみてください。
そして寝返りがうてないうちは、いつも上向きではなく、横向きにも度々寝方を変えてあげましょう。
大人だって、同じ向きに寝ている人のほうが便秘になりやすいのです。
ガスがたまる人が、寝たまま横にゴロゴロ転がると、ガス抜きできるという話を聞いたことがありませんか?
赤ちゃんも体勢を動かさないと、腸が動きにくいと思います。
4.綿棒刺激
赤ちゃんの腹筋はまだ弱く、またどこにどのように力を入れて良いかわからないそうで、顔だけ真っ赤になっていきんでいることも多いです。
そしてご機嫌が悪くなる…。
どうしても自力で出せない場合は、綿棒で直腸を刺激してあげましょう。
私も最初はおそるおそる試してみましたが、効果はてきめんです。ガスも抜けることがあり、途端にホッとした顔になります。
ではやり方です。
まず、綿棒の先にワセリンなどの滑りがよいものをつけます。
(親の話によると、昔は「こより」にヒマシ油でやったそうです。)
赤ちゃんの足を持ち上げ、しっかりと手で固定します。暴れても離さないように注意!綿棒が折れたりすると大変です。
肛門に、綿棒の先を1~2センチ差し込みます。心配な人は、前もって綿棒の先から2センチくらいに印をつけ、それ以上差し込まないように目安にすると良いでしょう。
綿棒を捻って刺激します。すぐに出ない場合もあるので、2~3分試してみてください。
きゅっと締まった肛門が、不意にゆるむと出てきます。
もし出てこない場合は、いったん抜いて綿棒の先が黄色くなっているか確かめてください。
白いままの場合は、直腸まで便がきていないということになります。
ちなみに、何度やっても癖にはならないそうです。
小児科医、助産師さん、誰に聞いてもそう答えが返ってきました。
「大丈夫だから、何度でもやってあげてください」
だそうです。
5.母乳改善
おかあさんは、便秘していませんか?
不思議なことに、親が便秘していると、赤ちゃんも便秘するようです。
自分もよく便秘になっていました。食事改善と、水分を摂ること、体を冷やさないこと、睡眠時間をなるべくとるよう心がけることで、だいぶん改善しました。
すべて母乳の質に係わってくるんですね。
母乳は血液で作られますから。特に食べ物の影響はすぐ出ます。
野菜、体を冷やさないもの、血液がサラサラになるものを摂りましょう。
私は玄米食も始めました。圧力鍋で炊くとモチモチして美味しいですよ。
体調管理で血液=母乳の質を良くする事が重要。
また、冷えで母乳の温度も下がり、それを飲むことで赤ちゃんの胃腸に影響する、という説もあります。
何はともあれ、おかあさんの体調をしっかり良くしておかないと、そのまま赤ちゃんに影響するのです。
育児に必要なの体力の維持にもつながるし、赤ちゃんと一緒に健康に過ごしましょう!
6.冷え改善
便秘がちな冬産まれの子は、腹巻必須です。
おなかを冷やさないように、温度管理してあげましょう。
母乳の項でも書きましたが、冷えたミルクも避けましょう。必ず人肌に!
7.ゲップをしっかり出す
便秘ではなく、ガスがたまっている場合、飲み込んだ空気が出ていないということがあります。
自分はゲップをさせるのが下手で、空気呑んでないのかな?と早々にやめてしまっていました。
が、想像以上に授乳の際に飲んでしまう空気量はかなり多いそうで…。
それが気持ち悪くてぐずったり、ガスが出なくて苦しかったりするようです。
お腹パンパンの時は、これが原因かもしれません。
ちなみに、母乳のほうがミルクより空気を飲み込む量が少ないそうです。
ミルクの場合はいっそう念入りにゲップをさせましょう。
番外.オリゴ糖
私は試していませんが、オリゴ糖の水溶液をおすすめする助産師さんがいました。
かなり有効なようですよ!
個人差があるようなので、濃度は薄めから始めて、様子を見て濃くしていくのが良いでしょう。
オリゴ糖は母乳にも含まれる成分だそうですし、安心して与えられますね。
ミルクに加えて飲ませる人もいるようですよ!
以上です。いかがでしたか?
基本的にはマッサージと体操を一日数回行い、出なければ綿棒刺激、という流れでだいぶ改善したように思います。
スッキリすると、あっという間にご機嫌が回復するんですよ。やってよかった~!!
よく眠れるし、おっぱいやミルクもしっかり飲めるようになりますよね。
思うのは、結構大人と同じなんだなあ…ということ。
マッサージや便秘体操なんて、自分がやっても良いくらいですもんね。
マイ赤ちゃんの便秘に悩むママたちの参考になれば幸いです。