2017/03/27
絵本の読み聞かせは、いつからでしょう?
低月齢の子はまだまだ視力も弱く、どこを見ているか分からなかったりします。
新生児にいたっては、色もわかっていないようです。
でも、見えてはいます。声も聞こえます。
調べてみたら、0ヶ月から見せられる絵本も存在しました。
ウチの子も、2ヶ月過ぎから見せていましたが、反応あるじゃありませんか!
早すぎるということはないようです。
それでは、以下は読み聞かせと、私的おすすめ絵本についてです。
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絵本読み聞かせの効果
まずは絵本を普段から見せて、「本」がどういうものか知ることが大事です。動けるようになっても、投げたり破いたりしない子になります。
上に兄弟がいる場合、上の子に読むのもちゃんと聞いていて、興味を持ったりします。自分もそうでした。おかげで自分から、ひらがなの読み方を教えろと親のところに「あいうえお」の本を持って行き、図書館で家族全員のカードを使って最大限の本を借りたあと、当日中に読むような子どもになったそうです。
読む楽しさを知ったら、自然に読書好きになります。字にも興味を持ち、早く覚えます。
読解力は学習能力の基本です。学ぶことを自然に身に付けることができます。
そも、本を読む、というのは世界が広がることです。
子どもにも、この楽しさを、歓びを教えてあげたいものですね。
絵本の選び方・読み方
絵で楽しめること。理解できるものを成長に合わせて与えること。何だか分からないものを見ても、面白くないですものね。
視力が良くない、何を見ているか分からないような頃は、はっきりとした色合いの、コントラストのきいた絵柄の方が、赤ちゃんには見やすいでしょう。また、あまりたくさんの絵が一ページに入っていると分かりにくいようです。
それから、話し方によっても伝わり方が全く違います。
「読む」楽しさが伝わるよう、口調にも抑揚をつけて楽しめるように工夫しましょう。紙芝居と同じような感覚ですね。そうすれば多少上の年齢向けでも、興味を引けるかもしれません。
名作と呼ばれるものは、やはり惹き付ける魅力があります。一度手にとって、自分も楽しめるものを選びましょう。面白いと思って読むと、それは伝わります。逆も然りです。絵本はコミュニケーションツールでもあります。
おすすめ絵本あれこれ
『パパ大豆の白黒赤絵本』
0ヶ月児でも見せられる絵本です。黒と白と赤、人の顔、という新生児でも見やすく、興味を引く内容で構成されています。文章はなく、立てて見えるよう、蛇腹のようにつながっています。ところどころに穴が開いていて、興味が引けるようになっているのも面白いところ。視覚に訴えかけ、対話して遊ぶこともできるこの絵本はなかなか秀逸だと思います。
『じゃあじゃあびりびり』まついのりこ作
新生児以降にまずおすすめなのが、『じゃあじゃあびりびり』だと思います。
定番です。くっきりした分かりやすい絵柄と言葉で、低月齢の赤ちゃんでも見やすそうです。まずは見開き1ページに一つの内容、くらいでちょうど良いでしょう。「もの」の出す「音」、「どうぶつ」の「鳴き声」を赤ちゃんに伝えてくれます。
角がないボードブックなので、なめたり、自分から触れられるようになる頃にも安全です。
『くっついた』『なーらんだ』三浦太郎作
可愛らしいイラストで、テキストはほとんどありません。いろいろなものがくっついたり、並んだりするだけ・・・なのですが、イラストが秀逸で楽しい絵本です。
「くっついた」は、金魚やアヒル、ゾウさんが・・・「くっついた」でページの真ん中を境にしてぴったりくっつきます。最後には家族みんなで「くっついた」!。
「なーらんだ」は、ばらばらになったクレヨンや、あちこち飛んでいる鳥や、洗濯物が・・・次のページは「なーらんだ」で、整列しています。最後は家族の幸せそうな笑顔が「なーらんだ」。
気持ちがほっこりします。読み聞かせの後にほっぺたをくっつけたり、絵本をならべたりして遊びたくなる本です。
『がたんごとんがたんごとん』安西水丸作
黒い機関車が、いろんなものを乗せて運ぶ、という内容です。乗せるものは、赤ちゃんの身近にあるもの、親しみやすいものばかり。同じ文章の繰り返しが、楽しいリズムを作っています。赤ちゃんが気に入り、何度も何度も読み返す人が多いようです。分かりやすい繰り返し、予測のできる安心感が、この本に赤ちゃんが惹きつけられる理由でしょうか。
『あいうえおえほん』戸田デザイン研究所
一番シンプルなあいうえおの本です。
左のページにイラストが、右のページにひらがなが載っています。「あ」は足の絵です。単純明快さと濁りのない色彩が特徴といえます。赤ちゃん向けにはこれくらい分かりやすいものが向いているでしょう。大判のしっかりした本なので、立てて見せることもできそうです。書き順も載っているので、後々書く練習にも使えます。
『いろいろかくれんぼ』いしかわこうじ作
うちの子には二ヵ月半くらいから絵本を見せていたのですが、一番反応があったのがこのシリーズです。手足をばたばたさせて喜び(?)ます。
ページをめくると何が描いてあるか分かるようになっている、しかけえほんです。これは、もっと大きくなってからも楽しめると思います(というより、本来もっと大きい子向けなのでしょうね)。物や色の名前も覚えられるし、英語の名前も併記されています。
何冊も出ていますが、まずは『どうぶついろいろかくれんぼ』がおすすめ。動物の鳴き真似で興味が引けます。あまりに反応が良いので『のりものいろいろかくれんぼ』、『くだものいろいろかくれんぼ』、『やさいいろいろかくれんぼ』と買ってしまいましたが、いずれも喜びます。今度は『むしいろいろかくれんぼ』を買う予定。
まだ早いですが、そのうち「ぐりとぐら」「バーバパパ」も読んであげたいですね。「ぞうのババール」が読めるのはいつ頃かな~。
「14ひきの」シリーズも絵が美しく、細かいところまで描き込まれていて想像力を養いそうですので、いずれは見せたいです。
一緒に楽しめそうなので、自分がワクワクしています。
番外『もうぬげない』ヨシタケシンスケ作
大人におすすめなのは『もうぬげない』。
本屋で吹き出すのをこらえるのが大変でした・・・。興味ありましたら是非ご一読を!
『なつみはなんにでもなれる』も面白いですが、破壊力が違います。
気に入ったら『りんごかもしれない』、『ぼくのニセモノをつくるには』、『りゆうがあります』、『ふまんがあります』から読んでみてください。自分用に買いたくなりました。
子どもにウケるかどうかは不明です。